七草粥の効能

1月7日は七草粥

七草粥の由来は?

唐の時代(618~907年)になると、人の日(1月7日)に七種菜羹(ななしゅさいのかん)
という7つの草や野菜を混ぜた汁物を食べる風習が始まりました。

体に良い食材をとることで、無病息災を願ったといいます。また、立身出世への願いも込められていたそうですよ。これは1月7日に昇進の取り決めを行っていたことに由来します。

この風習は奈良時代に日本に伝わったといわれています。
当時、日本ではお正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」という風習がありました。

光孝天皇(830~887年)はその風習を歌に詠んでいます。
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」

現代語訳にすると、「あなたのために春の野原に出て若菜を摘んでいると、春だというのに着物の袖に雪が降ってきた」といったところでしょう。この歌は百人一首にも入っています。

 

平安時代になると、中国の七種菜羹と若菜摘み、7つの穀類を食べる風習が結びつき、現代の「七草粥」の原型になったのです。

 

また、1月7日は「松の内」と呼ばれる期間の最終日にあたります。「松の内」とは1月1日~1月7日をさし、この間を一般的にお正月とします。

お正月の疲れた胃を休ませる、という目的もあります。

セリ

この名前に「競り勝つ」という意味をかけて、縁起物にされている食材です。

独特の香りが食欲を刺激する効果があり、しかも栄養価が高いのも特徴です。

血液をきれいに保ち、高血圧や動脈硬化の抑制にも作用します。さらには胃腸の調子を整えるという整腸効果も持っています。

ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、カリウムが含まれる食材です。

なずな

よく道端に生えているので、「ただの雑草」と思っている人も多いはず。でも実は、「なでて汚れをはらう」とされる縁起の良い食材なんです。

古くから民間療法で用いられてきた植物でもあり、高血圧・解熱・便秘・利尿・解熱・止血作用に効果があるといわれています。

特にビタミンKが豊富に含まれ、骨粗しょう症の改善効果が期待されています。煎じた汁で洗眼すると目の充血や痛みを和らげる効果があるともされています。

ごぎょう

「仏体」を表す縁起物とされています。

明治時代ごろまで草餅の食材として利用されていました。
茶にして飲むこともあり、咳止め・痰きり・喉の炎症・利尿・むくみに効果があるとされています。

はこべら

「繁栄がはびこる」として、縁起のよい植物とされています

中国では古くから薬草として使われていました。
効能は七草の中でも多く、利尿作用・止血作用・鎮痛作用をはじめ、歯槽膿漏の予防薬として使用されてきた歴史があります。

ビタミンB群やビタミンC、カルシウム、カリウムに加え、カロテノイドやフラボノイド、サポニンが含まれる非常に栄養素の豊富な薬草です.

ホトケノザ

仏の座と言う名前から縁起物であることが伝わります

効能として、健胃・整腸作用、高血圧予防などがあるとされています。
食べ方としては塩ゆでした後に流水にさらし、苦みなどを取り除いてから使用します。しょうゆの炒め物や天ぷら、山椒を効かせた佃煮にも調理されています。

また、シソ科でホトケノザという植物もありますが、これは全くの別ものです。キク科のホトケノザは黄色い花を咲かせるのに対し、シソ科のホトケノザはピンクの花を咲かせるので、見た目も異なります。

なお、シソ科のホトケノザは食べられません。

スズナ

スズナは「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされてきました。これは現在で一般的に食されているカブのことです。

古代中国やギリシャの史料にも登場し、古くから人々に食されていました。

カブは便秘・胃潰瘍・胃炎・風邪・骨粗鬆症・がんの予防に良いとされています。そのため、胃腸の調子が悪いときに食べられてきました。

根の部分と葉っぱの部分でそれぞれ効能を持っており、特に葉にはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれています。七草粥を作るときは両方入れるとよいでしょう。

スズシロ

現代では大根としておなじみの食材です。

その根は「汚れのない純白さ」を表しているとされ、スズシロと呼ばれるようになったとされます。

栄養素としては、ビタミンA、C、食物繊維、ジアスターゼ、アミラーゼ、フラボノイドが含まれ、根と葉両方に栄養が詰まっています。消化不良や二日酔い、頭痛、発熱、冷え性、胃炎、便秘の解消など他にも様々な効能が期待されています。

根の部分に特にジアスターゼが多く含まれ、食物の消化を促進してくれます。一方、葉にはビタミンやミネラルが多く含まれているため、両方とも七草粥に入れるといいですね。

古来から伝わる薬草の素晴らしい効能ですね

寒い日が続きますが、連日ビワ温灸のご予約をいただいており感謝です。

 

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